初めて編んだセーターのお話です。
編んだきっかけはイサガーのシルクモヘアを使った素敵なキットを目にしたことでした。
「イトマ」という糸屋さんやメーカーが集うイベントに出かけた際に、展示されていた見本がパッとみてどタイプで勢いで購入したものでした。
(機織り用の糸を買いに出かけたのですが、とにかく毛糸の風合いもキットのセーターも可愛くて、イベント中購入すると送料無料だったのも後押しになって購入!)
Isagerの毛糸自体、憧れの高級系という感じで自分にはもったいないと思っていたのに、急に目の前にその憧れが形になって現れるとなんとも簡単に高い壁も飛び越えられるものです(当時の私には毛糸にこんな価格?!と思っていました)。
そのニットを大事に大事に編んで、編み上がったところで喜んだのも束の間、試着すると、サイズがどうしても大きすぎます。
加えて、見本をみたときには気にならなかった襟ぐりの処理。
リブなどもない編みっぱなしのデザインで、上手じゃない手編みのセーターがより手作り感強く出てしまい、よくよく見るとこれは着れないぞ、と・・・
思ったものに程遠いものが出来上がり、上がりきった期待から急降下してがっかりすることに。(情緒がジェットコースターw(゚∀゚))
身頃の編み込みのデザインは好みだったのに、こんなこともあるんだな。
勉強になりました。
手作りのものってディテールの印象はかなり大事ですね。
手作りでもおしゃれ感があるものはディテールまで凝っているんだな、と再確認したのでした。
そしてすごく悩みましたが、諦めて解くことにしました。
悲しいですがせっかくのイサガーの毛糸を無駄にするわけにはいかない!!
果たして糸を生かして他のものに作り変えることにしました。
※検索してたら同じようにめちゃくちゃ大きいサイズで編み上がっている方をお見かけしました。そうなりやすい編み方・編み図とかあるのだろうか・・(´-`)大きいと言ってもオシャレなオーバーサイズとして着れる形ではないし、パーツ毎に編んで最後に組み合わせるタイプのセーターでしたがそれも恐らく好みではなくて(編んでから気づいた 笑)・・やっぱり勢いじゃなく、よく見て買わないとです。
モヘアなので絡まる毛糸を抑えつつなんとか解きました。(既にがっちり絡み合ってる糸もあって、ものすごく大変でした・・爆)
そして、失敗を踏まえて選んだパターンがPetite knitのStockholm Sweaterです。
編み図はこちらから購入できます→https://www.petiteknit.com/products/stockholm-sweater
選んだポイントとしては、
- 全体のデザインがシンプル(編み込みなどの模様編みの可愛さに惑わされないように)
- クルーネックで襟がしっかりしたデザイン(ぺらくないやつ)
- 手持ちのシルクモヘアのみで完成するもの
- 普遍的なデザイン(ずっと着られるもの)
インスタで検索した結果、全部クリアしていたのがStockholmSweater!!!
シルクモヘアだけで編めて、クルーネックのシンプルなセーターです。
模様編みもなくひたすらメリヤス編みの普遍的なシンプルデザイン!
極め付けは襟元の処理。
編んだ襟を最後に中に折り返して内側に透明のゴムを入れ込んで襟口がしっかりとすぼまるように整えることが可能(これだけでも締まりが出て手作り感が薄くなる気がする)
※インスタで見た感じ、襟がふにゃっとしちゃってる人もよく見かけますがおそらく編み途中や仕上げ前でゴムを通してないんだなということがわかり、選びました。ある程度当たりをつけたら編み図を先行して購入してポイントを確認する方が結果無駄がないと思いました。
初めてのセーターかつ英文だったので基本(Knit表編み、Purl裏編みとかから)から調べてググりまくったり、Yahoo!知恵袋のお世話にもなったりしながら(どうしても行き詰まったら知恵袋おすすめ!)2〜3ヶ月で仕上がったのがこちら!
ロンTの上に、さっとはおるとあったかくて軽くてかなりのお気に入りです♪
編んで思ったのはトップダウンセーターは編みながらサイズ調整できるのも良いし、何よりデザインが好き!
パーツごとに編んで最後にくっつける編み方のセーターより、トップダウンのセーターのが編みやすいし形も好き。
肩のライン(ラグランスリーブ)もGoodで、もう一生トップダウンセーターしか編むものか!と初めてのセーターにして思ったくらい(*˘︶˘*).。.:
こうしてキットを購入してから二転三転して、1年越しでお気に入りのセーターが完成したのでした。