初めてサロンでヘナ+インディゴ染めをしたのが3週間ほど前。
根本もほどほどに伸びてきて、白いものがキラキラと見え隠れしています。
このキラキラが目に入りはじめるとそろそろ染めたくなってくるタイミングです。
お家でのヘナ染め用に、何回分かのヘナとインディゴを購入しておいたので、セルフヘナ染めにトライしてみます!
自宅でヘナ染め!準備するものと注意点
準備するものリスト
- ヘナ
- 泡立て器
- ボウル
- お湯(40〜50度くらいのぬるま湯)
- 手袋
- ヘアキャップもしくはラップ
- カラー用のハケつきブラシ
- 汚れてもいいタオル
- ワセリンかニベアなどのクリーム
- 鏡
ヘナの選び方
今回はヘナのサロンで購入したオリジナルのヘナを使用します。
日本でヘナと言われて売っているものはピンキリで化学成分が含まれているものもあったりします。
また、天然ヘナなどと記載されていても、低品質のものは使用方法などに記載されている染色時の放置時間が長いので避けるのが賢明です。
私自身は、ヘナというと何時間も染めるのに待たなければいけないと思い込んでいたのですが、これもただ低品質のヘナが日本では一般的に浸透してしまっていただけのようです。
高品質の天然ヘナは20〜30分で染まるのが特徴で、最高品質・最高級やAAA(トリプルA)などと記載され売られています。
※インドではヘナのランクが定められていて、高品質のものほどローソニアという染色成分の含有量が多いのだそう。
また、ECOCERTやUSDA ORGANICなどのオーガニック認証を取得している製品も多いのでそれらも参考になるかと思います!
もう一つ気をつけたいのが、ヘナとインディゴが混ざっている商品です。
ヘナは、オレンジ色に染まります。
ブラウンや黒にしたい場合は、ヘナ染めの後でインディゴで2度染をするのがきちんとしたやり方なのですが、一部のメーカーではヘナとインディゴを事前に混ぜて一度染めできるものが売られています。
高品質のヘナ自体は髪にも地肌にも良い成分です。
トリートメント的な効果が高いので地肌に髪にもべったりつけて、染まった後もヘナ風呂にして癒し効果も得らるというメリットしかないものです(ハーブアレルギーがある場合はこの限りではないのですが・・)。
インディゴは、成分としては強いので基本的には地肌にあまりべったりつけない方がいいとされています。
(日本でも古来からある藍染は虫除け効果があることでも知られていますね^^)
ですので、インディゴ染めはヘナ染めの後でなるべく地肌につけないように塗って、短時間で染めるのがポイントです。
ヘナとインディゴが混ざっているものを使うと、地肌にべったりつけるのも憚られますし、そもそもヘナの後でインディゴを入れることで色が定着しやすくなるので、面倒がらずにヘナはトリートメント感覚でゆったりとして、短時間でインディゴ染めをするというのが良いのでは、と思います。
インディゴカラーは、ライトブラウン〜ブラックなどのいくつかのカラーバリエーションがあります。
私は3回に1回くらいライトブラウンで10〜15分くらいで2度染めしていますが、それでもかなり黒味が強いです。時間と共に落ちてくるので気にならないですが、毎回インディゴ染めすると真っ黒が定着してくるらしいので、2-3回に1回ほどのインディゴ染めが今の40代前半の白髪かくしにはちょうど良いのかな〜と思っています。
<AAAの高品質ヘナ>
いくつか良さそうなものがありましたので、ご紹介します^^
https://www.avanthus-henna.com/products/list
その他のこだわりポイント
手袋は写真のものは家にあったものを使いましたが、より手にフィットする薄手のゴムタイプのものがおすすめです!
※隙間からヘナが入ってきてたりすることもあるし、何より作業しづらかったです。
泡立て器はずっと使っていたものをヘナ専用にして、お菓子作り用に別のものを購入するつもり。
もう少し小ぶりなものの方が少量のインディゴを溶く時には使いやすいかも。
ヘナ染めの前の準備
ヘナをつける前の準備で大事なのはオイルでの頭皮マッサージ!
こちらも専用のオイルをサロンで購入していたので、
3プッシュ手にとって頭皮を指の腹を使って全体的にマッサージしていきます。
頭皮マッサージだけでも汚れが浮いて血行が良くなるのはもちろん、その後にヘナをすると通常のシャンプーでは取りきれない頭皮の老廃物を取り除いてくれるので新陳代謝も高まります!
綺麗になった毛穴にヘナが入るので髪の仕上がりも良くなる。と良いことばかり。
(ヘナはただの染料でなく頭皮や髪へのトリートメント効果などもあり、この辺りの効能が嬉しいところです^^)
マッサージの仕方はサロンで教えてもらったのと、「奇跡の頭皮ほぐし」という本を参考にしています。
髪の生え際から頭頂に向かってと、左右の耳の上から頭頂に向けて後は後頭部の下の生え際辺りから頸椎辺りをと満遍なくほぐすようにしています。分からなくなったら、”自分が気持ち良い”と思う範囲でなるべく全体的にマッサージ(´∀`)。
いよいよヘナ染め!
ヘナの使用量と溶かす際のポイント
髪の長さによってヘナの使用量は異なります。
説明書に記載されている目安の量としてショート 50g〜、ミディアム 80g〜、ロング 100g〜だそうです。
私の場合はボブなので50gと80gの間をとって60〜70gくらいが必要量です。今回は60gでやってみました!
ケチって染め具合が変になったり効果が薄くなってももったいない!
お湯の量は粉の4倍が目安。
ヘナを入れたボウルにお湯を少しずつ入れ、だまにならないように泡立て器で混ぜていきます。
※熱湯はヘナにも良くないのと、熱くて危険なのでNG!40~50度の温度に設定したお湯をピッチャーに入れて少しずつ注いで入れてます。
今回はお湯の量は測っておらず、大体マヨネーズくらいのゆるさになるように水を加えていきました。
最初は写真のような少しダマっぽくなりますが、気にせず混ぜ混ぜ。
少しずつお湯を加えながら混ぜていくと、あるタイミングでつるっとした表面に変化します。
本当にマヨネーズっぽくなるのでお湯を加えるのを止めます。
ヘナを塗る
塗り方は頭頂部から毛先に向かって塗っていくようにとの記載がありましたが、どろんこ遊び感覚で頭に満遍なく塗って全体に行き渡るように毛先や根本にも揉みこむスタイルでやってみました。
ハケも大して使いこなせない素人にもやりやすい♪
綺麗に染まっておくれ〜と願いを込めながら作業してみました(笑)
ヘナがたっぷりと全体に行き渡ったら、シャワーキャップもしくはラップを頭に巻いて、さらに上からタオルを巻いて、20〜30分時間を置きます。(タオルはなんとなく温度と湿度を上げたほうが綺麗に染まるかなと思ってやってます)
待っている間に半身浴して汗が出てきてから、身体と顔を洗ったりして過ごしました。
最初からお風呂で作業すると、寒い時期にはお湯がぬるくなってしまうのでヘナを塗り終えたタイミングか洗い流す少し前にお風呂に入れるように準備しておくのがおすすめです。
ヘナを流す時に、そのままお風呂でヘナを洗いながしてヘナ風呂になるというのを聞いてからずっとやってみたかったのでそのまま湯船にドボンと頭を入れてヘナ風呂に挑戦!
なかなかに濃い泥湯のようなお風呂が出来上がって濃すぎたので(笑)途中からおとなしくシャワーで洗い流すのに変更。
流し切った後は、前回サロンで購入してきたヘナ用のシャンプーとコンディショナーでケア。
ヘナの後はお湯で洗い流すのみが良いという人や普段も湯シャンを推奨する方もいらっしゃいますが、お肉などを食べている限りは頭皮から嫌な脂は出てくるので、やはりシャンプーはしたほうが良いのだそう。
ベジタリアンなど食生活にも気を遣っている場合は、湯シャンで充分だったりするよう。
色んな選択をする方がいるかと思いますが、このお話を聞いてなるほど〜と納得したので、私は専用シャンプーを使っていこうと思っています。
※市販のシャンプーは避け、ヘナ専用のシャンプーなどを使うと色もちも良くなるそうです。
メリット・デメリット
▼メリット
髪にも頭皮・肌にも良い!
・髪に塗っていくときに、頭皮についても気にせず塗れるので作業中ノンストレス!
(今までのカラーだとなるべく頭皮につかないように塗るのに、結局ついてしまってストレスだった)
・ヘナのあと、髪がふんわりする(根本が立つ感覚あり)
・ケミカルカラー後だと感じる化学的な匂いがなく、スッキリ・爽快感がある
・頭皮に悪いものをつけてる罪悪感から解放される(→個人的にこれが一番のメリットかも)
▼デメリット
・ヘナの草のような匂いがする(ヘナ後数日でほぼ香りは抜けていく。ふわっとふとしたときに香るかも?)
・色味が赤み系のみ(アッシュ系とか好きな人にはこの点が一番難点かな?)
・ハーブアレルギーがある方は使用できない(ヘナ・インディゴそれぞれ確認してから使用が○)
・インディゴに関してのみですが、毎回インディゴ染めすることで黒染めのように色が抜けなくなってしまう
サロンではヘナの後にインディゴ染めもしましたが、毎回インディゴ染めもすると色が抜けなくなってしまうので、今回はヘナのみで完成!
ヘナ染をする頻度は1週間でも良いくらい、だそうです。
コスパや白髪の伸び具合で考えると、私の場合は2-3週間に1回が現実的なところ。
天然100%の高品質ヘナを続けることで、どんどん地肌や髪の環境が改善してくるようなのでどんな変化が出てくるのか楽しみです〜!!
※追記:23年に白髪の増加でヘナだと色味がうまく調整できなくなって普通のカラーに戻しました!
すると・・・頭皮湿疹ができて居座って治らなくなり、、やはりヘナは自然のもので地肌にもいいんだということを実感。
とはいえ、ヘナの赤みが強くですぎてしまうのでインディゴの使い方をもっと上手くマスターしないとヘナ生活に戻れなそう。。
今年(24年)の課題です。。